味が分からない子供達

NHKのニュースで三國シェフがフランスの学校では以前から行われている「味覚の授業」をある小学校で行ったと報じられていました。

味覚って教えてもらわなくては分からないものなのかなぁ?と少し疑問も持ちましたが、大切なことだとも思いましたので興味を持って観ました。

授業の内容は、五味+1(塩味、苦味、甘味、辛味、酸味 + 旨味)を実際になめて感じてみることから始まっているようでした。

その後は微妙な味付けのバランスがおいしさを作る料理を食べて、どんな味がするのかをみんなで話し合いながら勉強してくという内容でした。

これは面白そう! 私も受けてみたいと思っているとアナウンサーが衝撃の言葉を発します。

「ある食品会社の調査によると、子供の2割が味が分からない(味覚障害)であったそうです。」

! ! !  に…二割ですかぁ?!

10人いると2人の子供は食べたものの味が分からないということですかぁ!?

なんと悲しいことでしょう…。

原因はよく分かっていないようですが、コンビニやファストフードの濃い味付けが原因の一端であるという説もあるそうです。

味が分からなければ当然好き嫌いも増えますよね… おいしさが分からないのだから食べたくないと思うのは自然な感情だと思います。

 

ちなみに、子供さんの味覚を鍛えるには「家族で同じものを食べる」ことと「良く嚼んでゆっくり食べる」ことだそうです。

それから、調べてみたところ三國シェフのこの取り組みは「Kidsシェフ」というのだそうで、プログラムに関して書かれた本もあるようです。

三国清三シェフの味覚の授業―KIDSシェフ

 

それにしても生き物として生まれ持ってきた能力が普段の生活で壊れてしまうというのは恐ろしいことですね…。

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