NPO法人ふるさとネットワーク福島の矢吹さんに教えてもらったことを自分なりの解釈でまとめておきたいと思います。
むかしむかしの大昔、私たちの200代前くらいのご先祖様たちはもしかしたらホームレスだったのではないでしょうか?
ホームレスと言っても貧しいから家がないのではなく、そもそも家という考え方すらが存在しなかったからです。
というのも 人々は常に食べ物を探して歩き回っていたとされているからです。
ある家族は(家がなくても家族は家族ですきっと…)野生の果物を探してはそれを食べて、なくなるとまた別の場所に移動…
また別の家族は動物を狩って生活し、動物の群れの移動にあわせて自分たちも移動…
今の私たちの生活から考えるととても自由でうらやましい気もします。
でもお腹をすかせて何日も食べ物を求めてさまよったり、寒い冬にコートも着られずに(もちろん暖かいブーツもなしです)雪の山を越えなくてはいけなかったりを考えるといつも快適だったとは決して言えなかったはずです。
また、移動しながらの子育ては想像もできないほど大変でしたでしょうし、なにより怪我や病気になって歩けない人が出た時のことを考えると何度も悲しい事件が起きたのだと思います。
これが世の中の常識!という時代に地球がひっくり返る日がきました。 人が歩き回るのをやめたのです。
きっと私のような頑固ですぐにサボる怠け者がいたのでしょう。「あ~もう動くのやめやめ!もうここから動かない!」という駄々っ子のような私だけでしたら間違いなく飢え死にしていました。
…が、きっととても頭の良いご先祖様がいたにちがいありません。 駄々っ子でなく、頭の良いご先祖様たちは野生の果実を採るかわりに、種をまいて植物を育てたり、 野生動物を追う代わりに捕まえ餌をやり育て増やしたのです。 農業の始まりです。
またご先祖様たちは野菜や家畜が育つのを待つ間にいろいろなものを作り始めました。
それまでは作ったものは移動時に運ぶか、捨てるかしかなかったのですが、これからは作ったものを移動する必要がなくなりました。
ですので、結構大きなものを作っても無駄にならなくなったのです。きっとこうして道具や武器と一緒に「家」が作られ始めたのではないでしょうか?
地球がひっくり返る日は「農業」と「家」の誕生日でした。
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