容疑者Xの献身

容疑者Xの献身を遅ればせながら読みました。

単なる推理小説と思って気楽に読んでいましたが、最後にやられました。久しぶりに泣けた本です。

東野 圭吾先生の本は最後の数ページが どどど~ん と大きくて、それまで読んできたのはいったい何だったのか?と疑問に思うほど衝撃を受けることが多いですが、今回もそれにやられました。

なんだかクイズ番組でトップとの差が3000点で最後の問題は1万点… しかもその問題に当たって優勝してしまった そんな衝撃です。

普段の私なら冷静に遠くから見て「そんなことはない。現実離れしている」と思うはずなのですが、今回は「こんな愛の形もありかもしれない」と思いました。 それは読み進めるなかで私自身が自分で思っているよりもずっと深くに物語の中に入り込んでいたからかもしれません。

もちろん最後で泣けない方も、「やられた~」と思わず笑ってしまうような「だまし絵」的なトリックで楽しんで頂けると思います。

これだけ楽しめて660円は安いと感じました。

まだお読みで無い方はAmazonでご購入頂けますので夏休みの読書にもしよろしければ…

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