随分前(2009年)にためしてガッテンで放送されたテーマです。
書いていたと思い込んでいて書いていないことに気付いたので今更ながら…
疲れについて科学的な説明をしてくれた回だったのですが、一番の発見は「疲労」と「疲労感」は別のものであるということでした。
人間は「疲労」があっても感じない(「疲労感」が無い)ことがあるのだそうです。
疲労感は脳で感じるので、脳に作用をおよぼすことが原因で疲労感が「マスク」される、つまり隠されてしまうことがあるのだそうです。
例えば、「この仕事が終わったら美味しい食事にありつける」と思いながら仕事をすると、実際には「疲労」がたまるのですが脳が興奮状態になり「疲労感」は感じられなくなることがあるのだそうです。
つまり実際は体は疲れているのに、脳が疲れを感じない状態になります。
この他にアルコールや極度のストレスなどでも同じことが起こることがあるそうです。
一日の仕事の後のビールは最高に美味しくて疲れも吹っ飛ぶ…なんて思っていましたが単純に脳が疲れを感じなくなっただけで別に疲れがとれているわけでは無かったのです。
逆に、ちょっと昼寝をすると起きた時にもの凄い倦怠感に襲われることがあるのも脳と疲労感に関係があるのだそうです。
「ちょっと寝たら余計に疲れた」という時は、実は寝る前から体は疲労しながらも脳はそれをマスクしていた状態で、寝ることにより脳がリラックスし、マスクが解放されたために本来感じるべき疲労を脳が感じられるようになったというケースが考えられるのだそうです。
そういえば以前は、酒を飲まずに寝た翌日は飲んだ時以上に体がだるいことがあって「やっぱり酒パワーは大事だな」なんて思ったことがありました。
これも疲労感がマスクされていただけだったのですね…。