以前にくわえタバコで「放射能怖いよねぇ」と話しているお父さん達を見て「そのくわえているキャンサースティックの方がよっぽど危ないのに…」と思った話を書きました。
そして先日テレビを見ていたら興味深いお話をしている放射線の専門家の先生がいらっしゃいました。
その先生によると、100ミリシーベルト(マイクロではなくてミリです)の被爆で発がんの可能性が0.5%高まるのだそうです。
そして被曝量が増えるほど比例して発がんの可能性も増えるのだそうです。
つまり200ミリシーベルトの被爆で、約1%発がんの可能性が高まるということらしいです。
そして先生は、喫煙による発がん率の上昇を被曝量に換算すると…というお話をはじめました。
なんとヘビースモーカーの方の場合で1000ミリシーベルト以上に換算できるリスクがあるのだそうです!
詳しい資料をお持ちでないのでだいたいの数字だとおっしゃってはいましたが…1000ミリシーベルトという数字にびっくりしました。
文部科学省の発表によると、福島第1原発から10km未満のモニタリングポストの放射線量は約5マイクロシーベルト毎時です。
1000ミリシーベルトというと…
1000ミリシーベルト=1,000,000マイクロシーベルト
1,000,000マイクロシーベルト ÷ 5マイクロシーベルト =200,000時間
200,000時間 ÷ 24 = 8333.33日
8333日 ÷ 365 = 22.83年
…つまり、福島第1原発の近くに裸で24時間いると仮定し、更に放射線量に変化ないとするとなんとその場所に約23年とどまっているのと同じだけの被曝量です!
食べ物や水の放射性物質の量は該当するモニタリングポストよりもかなり低いそうなので、タバコを吸っている方は水や食べ物の放射能汚染を気にするよりはタバコをやめた方がよい可能性があるということです…。
そしてお子様の健康を心配するなら放射線よりも副流煙の心配をした方がよい…という可能性があるということです。
よく知らないからとても怖く感じる放射線ですが、私達のまわりにはもっと健康を害するものがあるのですね…
私も休煙中とは言え、タバコを吸っていた身ですから他人事ではありません…。
[…] 以前に喫煙と被爆によるがん発生のリスクについて書きました。 […]