「天才! 成功する人々の法則」は、以前にご紹介させて頂いた「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」(ティッピングポイント)の作者 マルコム・グラッドウェル
氏の本です。
今回もびっくりするお話がたくさん詰め込まれています。 非常に難解に思える疑問も著者の手にかかるとすっきりと納得してしまう単純な問題のように思えてしまうから不思議です。
そして何よりも読んでいて楽しいのです。 これは訳者の勝間和代氏のお力によるところも大きいのだと思います。
以下の質問の答えが「天才! 成功する人々の法則」には分かりやすく説明されています。
なぜカナダのアイスホッケーのスタープレイヤーには1月生まれが多いのか?
天才が作られるために必要な時間は何時間?
何故 人類史上最も裕福な富豪75人のほぼ2割が1831年~1840年生まれのアメリカ人なのか?
大韓航空に事故が多かった意外な理由とは? そしてどうやってその状況を劇的に改善したのか?
何故 アメリカの夏休みは日本より長いのか?
何故アジア人はアメリカ人より数学が得意な人が多いのか?(なぜアメリカ人に数学が苦手な人が多いのか?)
IQが高い人は必ず成功するか?
著者はこれらの例を用いて「天才は自己の能力だけで天才になったわけではない」ということを示しています。
逆を言えば、私達が考えがちな「私は生まれつき頭があまりよくないから…」とか「私にはセンスがないから」という言葉が実はまるっきり間違っている可能性を示してくれているのです!
これは私のような生まれつきの才能に乏しい者には朗報です。 更にこの本には日本人であることがちょっとうれしくなるメッセージもたくさんはいっているのです。
そのようなわけで気楽に読んでもスゴク楽しめます。
更に、一生懸命読んで自分のモノに出来たとしたら、ビジネスの現場や家庭で非常に大きな力にできる可能性が強いとも思います。
私の中ではトップ10に入る良書です。まだお読みでない方には是非おすすめしたいです。
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