‘本’ カテゴリーのアーカイブ

『世界を変えるSHIEN学』

2013年1月7日 月曜日

世界を変えるSHIEN学』は産業カウンセラー養成講座の仲間の紹介で読ませて頂きました。

私が学生時代からぼんやりと感じていたことがそのまま分かりやすい言葉で綴られていて驚きました。(もちろん私が考えも及ばなかったことがほとんどですが…。)

「楽しいことだけやって生きていく」ということが世の中のためになるという時代は私が思っているよりもずっと近くに来ているのかもしれないと感じました。

 

あなたはお金が欲しいわけではありません

2011年12月12日 月曜日

お金の科学のジェームス・スキナーさんのお言葉です。

セミナーの映像をみてまず驚いたのはスキナーさんの日本語の堪能さです。

スゴイです。 どうしたらあんなにしゃべれるようになるのでしょう…

きっと血のにじむような努力をされたに違いありません。そうでなければきっと語学の天才なのだと思います。

あなたはお金が欲しいわけではありませんよ

誰もお金が欲しいなんて人はいないんです

そうかなぁ お金はあったら良いけどなぁと思いながら聞いていると

みなさんが欲しいのはお金ではなくて、

お金で買うことができる商品やサービスです

なるほど… 確かにその通りです。

紙幣の紙が好きで好きでたまらなくて

部屋の壁紙にしたいというなら別ですが、

それ以外の人にとって1万円札の紙はそれほど魅力的なものではないはずです

そうなんですよね、どうしてもただの紙切れだということを忘れてしまうんですよね。

さすがスキナーさんというお言葉でした。

ダークゾーン

2011年12月7日 水曜日

貴志祐介さんの作品として初めてダークゾーンを拝読しました。

 

主人公が目を覚ますと将棋やチェスのような世界にいて理由は分からないが闘わなくてはいけない状況に…

独特の世界観で繰り広げらル数々の戦闘、そして謎の世界ダークゾーンの正体とは…

 

最近ビジネス書が多くて久しぶりの小説だったこともあるかもしれませんが、最高に楽しめました。

Amazonでの評価は厳しい方が多く、貴志祐介さんの作品の中ではあまり出来がよくないという方が何人かいらっしゃいました。

ということは他の作品はもっとスゴイということ、私は偶然にも正しい順番で読ませて頂いたというわけですね。

ダークゾーンはチェスのようなボードゲームやカードゲームが好きな方におすすめです。

「そ・わ・か」の法則 心を込めないありがとう

2011年11月5日 土曜日

先日ご紹介した「そ・わ・か」の法則に ありがとうを2万五千回 心を込めなくてもよいから言うと良いことが起きる という内容のことが書いてあります。

私がこの本をおすすめした方からは、これを読んで「本当に心を込めなくてもよいのか? それでは意味が無いのではないか?」という趣旨の質問をよく頂きます。

確かにそう思われる気持ちは良く分かります。私も最初はそう思っていましたので…。

そのようなわけで今までは何となくお茶を濁して「そうですよねぇ 心を込た方がいいんでしょうねぇ」などと答えていました。

…が、最近になって一つ気付いたことがあります。

ありがとうという言葉は心を込めると、過去にあったことや人、または現在お世話になっている人やものに対しての感謝を表すことになるのだと思います。

つまり、現時点で感謝できる対象がなければ心を込めてありがとうとは言いにくいということなんです。

 

逆に心を込めずにありがとうというと、それはこれから起きるであろう素晴らしいことに先に御礼を言うことになるのではないかと思うのです。

つまり未来に対して感謝をするということになります。

感謝をするような未来は明るい未来でしょうから、知らず知らずのうちに自分が明るい未来を信じてしまうのではないでしょうか?

明るい未来を信じた人には必ず明るい未来がやってきます。

ということは… もしかしたら明るい未来のためにはむしろ心を込めずにありがとうと言った方がよいのかもしれません。

ちょっと無理がありますでしょうか?

「そ・わ・かの法則」

2011年11月2日 水曜日

「そ・わ・か」の法則は以前の会社の先輩に教えて頂いた本で今でも私の生活に大きな幸せをもたらしてくれています。

例えば、お金のことで悩まないための具体的な考え方と行動、しかも日本人的な発想でのやり方を教えてくれました。

それから幸せは自分が決めているという考え方も定着させてくれました。

幸せや幸運の反対は、不幸や不運だという間違った思い込みにも気付かせてくれました。

…とここで、作者の小林正観さんのことを書こうと思って調べていると、

なんと10月12日に62歳でお亡くなりになったとのこと。

今までずっと書いたつもりになっていて、ご紹介していなかった「そ・わ・か」の法則をご紹介することになった時に作者の方が亡くなれたばかりだっというのは不思議な気持ちです。

それにしてもご存命のうちに講演を拝聴したかったです。

 

ちなみに私は「宗教」という言葉に過敏なまでに反応し警戒する人です。

こんな私でもこの本はすんなり読めましたので多くの方におすすめ出来ると思います。

 

お金や健康のことで不安の多い方、自分が幸せになるための1つの方法を知りたい方、仕事で悩みが多い方に「そ・わ・か」の法則はおすすめです。

社長の販売学

2011年10月11日 火曜日

社長の販売学」は故 一倉定先生の名著です。

今回知り合いの社長さんに教えて頂き先生の本を初めて読ませて頂きました。

スゴイです!

この本を読むと、私みたいなものでも「事業が失敗するわけがない」とまで思えてしまうほど事業経営の原理原則が分かりやすく書かれています。

逆にいうと、会社がなぜつぶれるのかという理由も分かるのかもしれません。

もちろん倒産・解散する会社にはそれぞれに個別の理由があるのだと思いますが、根本的な理由はこの本に書かれていることのどれかに当てはまるように感じました。

そしてそれを裏付けるように、この本には倒産寸前で先生に助けを求め、お金も難しいシステムも必要ないシンプルな方法で会社を救ってきた社長達の物語がたくさん詰まっています。(感動できるいいお話がたくさんですのでこれだけでもこの本はお手元に置いて頂く価値はあると思います)

 

この本は今から20年前に出版されたものですが、現在でも基本的な考え方は変わりなく効果的だと思います。

むしろ、20年たった今だからこそ逆に今の日本人に大きな力を与えてくれる可能性もあるかもしれません。

 

迷いを感じている経営者、苦戦している会社を変えようと頑張っている管理者の皆様、そして前線で奮闘する営業職の皆様、さらにはこれから起業を目指す方々にも社長の販売学は おすすめです。

ただし、残念ながら社長の販売学 は絶版になっているようなので中古でのご購入が唯一の入手手段です。

幸い、Amazonさんでは 多くの中古書籍業者の方がご出品くださっているようですので、是非お求めください。

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0

2011年9月21日 水曜日

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0は、前作のなぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣に新たに4章追加され、その他の変更がなされているバージョンアップ版です。

書いてあるのはごくごく当たり前に私達が「正しい」と思えることです。

…それも正しいと思っているのになかなか出来ないものなのです。

筆者は「先のばし」こそが生産性を落とす根源だと主張しています。 そしてその理由について具体的かつ、論理的に説明してくれます。

この説明も読めば「なるほど!」と理解出来るほどシンプルに書かれているのですが、自分で気づくのは意外に難しいことが多いと私は思いました。

 

ちなみに今回追加されたテーマは:

  1. 全体象(システム全体のダイジェスト) 第1章
  2. Eメールの処理について 第6章
  3. 自宅勤務等のオフィス外での仕事について 第9章
  4. ミーティングについて 第11章

の4章です。

どうしても仕事を先のばしにしてしまう、整理整頓がなかなかうまく出来ない、片付け方がよく分からない、毎日時間に追われている、情報の山に埋もれて窒息寸前、自分はもっと効率的に仕事が出来るはずと感じている… このような方々に『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0』はおすすめです。

静人日記

2011年8月31日 水曜日

静人日記は、 『悼む人』の主人公が書いた日記という形で書かれた作品です。

悼む人』の世界観がそのまま書かれていますので、読み方によっては続編として読むことも出来るかと思います。

実際には作者が悼む人を書くための準備として書いたものだそうで、当初は公開することも考えていらっしゃらなかったそうです。

生と死、憎しみと愛、出会いと別れ、創造と破壊、伝えること感じること…。

悼む人』では、他人が静人の価値観や考え方の輪郭を浮き彫りにさせていましたが、今作は完全に静人の視点からの表現です。

 

最初から最後まで日記形式です。

読み始めた時は「これでもつのだろうか?」と心配しましたが、物語としてきちんと成立させているのはさすが天童先生です。

日記は後半に行くほど長めの、しかも継続性のあるエントリーが増えてきます。

でも基本的には「日記」ですので独立したものです。

ちょうど、たくさんの写真(一枚一枚は独立している)を使って創られたモザイクアートを見ているようです。

 

悼む人』に共感出来た方には是非おすすめしたい作品です。

 

 

悼む人

2011年8月8日 月曜日

悼む人を遅ればせながら読ませて頂きました。

スゴイ のひと言です。

独特の世界観と思いながらも、実は自分の日常に何となく重なるような描写があったり。

ファンタジーのように現実離れしているようで、自分に明日起きてもおかしくないと思ったり。

 

そして何よりもスゴイと思ったのはこれだけの量で「生死」と「愛憎」というとてつもなく広く深いテーマを見事に一つの円として完結させているところです。

私の愛するシドニィ シェルダンを思わせる 複数の主人公という設定も私にはとても親しみやすかったです。

 

まだお読みになっていない方には是非おすすめします。

断捨離入門

2011年8月6日 土曜日

不思議なくらい心がスーッとする断捨離 を読みました。

確かに心がスーッとしました。

基本的な考え方は、とてもシンプルで分かりやすいです。

それ故にどうもこの本を軽視してしまう方がいらっしゃるようです。

しかし、私にとってこの本は運命的な出会いだったように感じます。

今まで私は一生懸命に「片付けよう」としていました。

ところが、この本には 「プロがやっても片付かないような状況でいくら頑張っても無理」と書かれています。

これで自分の中のスイッチが切り替わりました。 捨て捨てモード全開です。

そして片付けようとせずに、捨てようと思って自分の周囲をみると…不要物の中に埋もれている自分にようやく気づけました。

読み終わってからは毎日30分 不要物を捨てることから始めています。

部屋が綺麗に広くなる、捜し物がスグ見つかるという物理的なメリットもありがたいですが、何よりも心が軽くなって気持ちいいという精神的なメリットがありがたいです。

断捨離関連の本をお読みになったことがない方、片付けようとして疲れてしまっている方におすすめの一冊です。(字も大きくてスグに読めます)