前回は、クラウドコンピューティングの定義は専門家の間でも意見が分かれていること、一般的にはお店でソフトを買ってきてインストールしなくてもウェブブラウザだけあれば使えるシステムをクラウドコンピューティングと呼ぶことが多いこと などを書きました。
今回は、クラウドコンピューティングを使ったサービスの具体例をいくつか考えてみたいと思います。
クラウドと言えばどうしてもGoogleなしには語ることはできません。
そもそもクラウドコンピューティングという言葉はGoogleのCEO エリック・シュミット氏によって最初に使われたと言われています。
動画の共有サービスYouTube、地図ソフトのGoogle map、ほぼ無制限の容量を提供するGmail などGoogleは私達にも馴染みの深いサービスをクラウドコンピューティングで提供しています。
Googleが提供する数々のサービスについてはこちらのページに一覧がありますのでよろしければご覧ください。
クラウドコンピューティングという言葉こそ当初は使っていはいませんでしたが、Gmailよりも前にメールサービスHotmailを開始していたマイクロソフトさんもクラウドコンピューティングに積極的に取り組んでいる企業の一つです。
以前にご紹介しましたSkyDriveやOffice Web Appsは、これぞクラウド!と言えるような立派なクラウドサービスだと思います。
そして最近私がかなりお世話になっているのがEvernoteです。
インターネット(クラウド)上のコンピューターに自分のメモを保存してどこからでも見られるというシステムは、シンプルですがとても強力なツールです。
メモを残すためのソフトは今までにいくつも存在しましたが、クラウドに保存したデータを軸に色々な機器(パソコン、携帯電話、スマートフォン etc)で共有出来るのは21世紀らしいサービスだと思います。
…とここまで私達の生活に身近なサービスを挙げましたが、実はその他にもクラウドコンピューティングには色々なサービスがあります。
みなさんのよくご存知のAmazonさんも実は重要なクラウドコンピューティング企業です。
この話はまた次回にでも…。