‘クラウドコンピューティング’ カテゴリーのアーカイブ

Office365で複数のメールアカウントを設定する

2012年3月5日 月曜日

現時点ではOffice365で複数のアカウント設定するのは必ずしも使い易くなっていません。

というのも基本フォルダーがアカウント毎に別々になっているのではなく、メインのフォルダーに一緒に入ってくる形でしか設定できないからです。

これもメッセージルールで振り分けをすればよいのですが、でもやっぱりOutlookのように完全に別のフォルダー体系になっていた方が分かりやすく、便利なことも多いと思います。

最近では複数のメールアカウントを持つのはそれほど珍しいことではないのでこの機能がもう少し使い易くなると嬉しいです。

せめてWindows Liveと同じような形で出来れば嬉しいのですが…。

Office LiveからOffice365への移行

2012年2月28日 火曜日

Office LiveからOffice365への移行は自動では行われないそうです。

う~ん 無料から有料になってしかも移行は自分で手作業…となるとどうしても腰が重くなってしまいますね。

そもそも有料になるというだけでもなんだかイヤなのに。

とは言っても移行用のマニュアルはご用意くださっているのでそれほど難しいことはないだろうと挑戦してみました。

一番大変なのはWebサイトの移動です。

FTPでのダウンロード・アップロードをさせてくれないようなので1ページ毎にコピー&貼り付けしていかなくてはいけません。

正直100ページクラスのサイトでしたら絶対にやりたくない作業です。

せめて閉鎖するOffice Liveからはまとめてダウンロード出来るようにしてくれたら助かるのですが…。

しかもエディターの仕様も少し違うようで、ページデザインを全く同じにするのは少しコツがいる場面もありました。

 

次の手間取ったのはドメインの移行です。

Office Liveで独自ドメインを使っていた場合はそれをOffice365に移管しなくてはいけないのですが、これがちと面倒です。

というかドメインはオーストラリアにあるドメイン管理会社に自動的に移管されるのですが、もちろんすべて英語です。

きっと時間帯(時差)で一番近い地域ということでのオーストラリアだったのだと思うのですが、これ英語を読めない方はどうするんでしょうか?

読めたとしても管理画面にややクセがあり(DNSの扱い)少し不親切に感じた部分もありました。

 

最後に、windows liveとの関係についてです。

Office Liveは基本的にwindows liveと連携していたサービスなのでログインはwindows live idでした。

しかしOffice365はwindows live とは別モノですので当然ログインの体系は違います。

…しかしOffice LiveからOffice 365に移行してもwindows live idはそのまま残っています。

結果としてOffice365のログインとWindows Liveのログインが同じになってしまうのです。(メールアドレスを同じにするため)

これがどうなるのか正直よくわかりません。問題になる可能性があるのかさえ想像もつかない状態です。

 

タダより高いものはない… って昔おばぁちゃんが言っていたなぁ… lol

Office Live終了 Office365へ

2012年2月27日 月曜日

当初はドメイン無料、使用料無料という破格でスタートしたOffice Live Small Businessが4月の末でサービスを終了するそうです。

その後ドメインは管理料を取るようになりましたが、サービス自体は無料のままでした。

マイクロソフトさんとしてはもっとたくさんの方が有料版や有料オプションを使ってくれるとお考えだったのかもしれません。

でも使ってみると分かるのですが、無料版でも中小企業なら十分に満足出来る作りなのです。

皮肉な話ですが私のように良い商品だったために「無料版でいいや」となってしまう方もいらしたのかもしれません。

今後はOffice365という有料サービスに切り替わるそうです。

写真は簡単に絵画風に変換

2012年1月12日 木曜日

CASIOさんが提供している無料のサービス「Imaging Square」がスゴイです。

デジカメや携帯電話で撮った写真にいろいろな加工ができるサービスです。

無料の会員登録が必要ですが、写真を油絵風や色鉛筆風に簡単に変換してくれたり、2枚の写真を合成したり、踊る写真を作れたり…とかなり遊べます。

無料で使えますからかなりおすすめです。

 

…が、ひねくれ者の私には一つスッキリしないことがあります。

それはCASIOさんがこのサイトでどうやって収益を上げているのか?という疑問です。

一応、このサイトで作った写真を使ってオリジナルグッズ(iPhoneカバーやエコバッグ等)に有料で印刷してくれるサービスはありますが、それを使う人は限られているでしょうし、しかも単価もそれほど高くありません。

なによりもオリジナルグッズ印刷サービスが、CASIOさんのコアビジネスと直結するものなのかも疑問です。

サービスはCASIOのデジカメユーザーに限定されず誰でも使えますから、デジカメの販促ということでもないし、時計・計算機・電子楽器ともいまいち結びつきません。

プリンターも作っていますが、一般消費者向けというよりは企業向けのラインナップです。

電子辞書と写真加工に関連も考えつきませんし…。

 

考えられるとすればこんなに楽しい機能を無料で使わせてくれる太っ腹さで企業イメージがアップすること、

それから無料登録時に集めたメールアドレスにDMを打つことで自社製品の認知度を上げること… ぐらいでしょうか

せっかくの素晴らしいサービスですからきちんと儲けて、長く続けて頂きたいですね。

 

MicrosoftさんもAppleさんの売上に貢献

2011年11月20日 日曜日

昨日は、AppleさんがMicrosoftさんの売上に間接的に貢献している話を書きましたが、実はその逆もあったようです。

Microsoftさんが自社のWindows LiveのプログラムをなんとAppleさんのApp Storeで公開しているのです!

これだけではあまり不思議に思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、App Storeでプログラムを公開するには、Appleさんへの登録が必要で登録費用が年間約100ドルかかるのだそうです。

つまり、MicrosoftさんがAppleさんに「すみません100ドル払いますからアプリ公開させてくださいな」と申込をして実際にお金を払ったということなのです。

App Storeの審査のご担当者さんは最初その申込にあるMicrosoftという社名をみてどう思われたのでしょうか?

Microsoftさんは支払はクレジットカードだったのでしょうか? それともチェック(小切手)?

 

日産の幹部が、旅行先でトヨタレンタカーでプリウスを借りたようなものなのか…?

はたまた、キリンの自動販売機にサッポロのビールを置くようなものなのか…?

お互いにそれぞれ思惑はあったと思いますが、私のような素人にはなんとも不思議に見えるお話です。

iCloudのコントロールパネルにはOutlook2007以降が必要

2011年11月19日 土曜日

iPhone/iPodがあまりにも多くの方々に使われることになりAppleさんがWindows用のプログラムを提供するようになってからだいぶ経つのだと思います。

Appleさんがサービスを開始したiCloudもWindowsパソコンから使えるようにコントロールパネルのプログラムが提供されています。

以前だったらこれだけでもスゴイことだと思うのですが…なんと必要環境にOutlookの2007以降となっているのです!

Appleさんに他意はなく、新しいOutlookの機能を使ってiCloudにアクセス(同期)するということなのだと思います。

それでも、WindowsパソコンでiCloudを最大限活用しようとするとOutlook2007以降が必要になるのです。

ということは最大限活用したい人はOutlook2007以降(おそらくOffice2010をセットで)を買うことになります。

つまりこれはAppleが「Microsoft Officeを最新のものに買い換えましょう」と言っているようなものなのです。

もちろん間接的にではありますが…それにしても大きな変化だと思います。

 

どちらにしても、私達ユーザーにとっては選択肢の幅が増えるのはありがたいことです。
(覚えたり、学んだりしなくてはいけないことも増えますが…)

 

クラウドって何? クラウドコンピューティングとは その4

2011年10月27日 木曜日

前回は、私達の身近なクラウドコンピューティングの応用例をいくつか挙げました。

今回は、Amazonさんが担うクラウドコンピューティングの役割について書く予定でした。

でもちょっとその前にクラウドコンピューティングの特徴を表すたとえ話を書きたいと思います。

 

家庭で使う水は、現在ではほとんどのお宅で水道を使っていると思います。

でも昔(どれくらい昔かは知りませんが…)は、ほとんどの家で井戸水を使っていました。

水を使うにはまず井戸を掘らなくてはいけませんでした。

井戸を掘るには専門知識と労働力が必要ですから誰にでも簡単に出来るわけではありません。

つまりその当時、水を使うには、少なくない額の初期投資が必要だったのです。

でも水道が発達してからは、自分で高いお金を出して井戸を準備しなくても基本料金と使った分の料金さえ払えば誰でも気軽に水を使うことが出来るようになりました。
(引っ越したときに井戸を掘るのに百万円かかることはないですよね?)

だから何?と思われるかもしれませんが、これがクラウドコンピューティングの出現でコンピューターの世界で起きていることなのです。

 

以前は(そして多くのケースでは現在でも)コンピューターを使うには自分でコンピューターを購入しなくてはいけませんでした。

ちょうど井戸を掘るための初期投資が必要だったように、コンピューターの本体(と必要なソフトウェア)を購入するための初期投資が必要です。

パソコンが安くなった現在では個人では以前ほど多額の初期投資は必要なくなってきましたが、膨大なデータを大人数で共有して使うような企業向けのコンピューターでは現在でも初期投資は数百万~数千万(時には億!)になることも珍しくはないようです。

でもクラウドコンピューティングのあるサービスを利用すると、水道が欲しい時に欲しいだけ「水」を使えるように、欲しい時に欲しいだけ「コンピュータの処理能力」を買って使えるのです。

企業は最初に数千万円の初期投資をすることなく、月額数千円で「コンピュータの処理能力」を業者から購入できます。

そして使用者が増えるなどしてもっと処理能力が必要になったと思えば追加の処理能力を購入し、月額数万円払うことになるかもしれません。

でもまた使用者が減れば元の通り、月額数千円にすることもできるのです。しかもそれをまるで水道の蛇口をひねるかのように簡単に!

この「初期費用の安さ」と「処理能力の柔軟性」こそがクラウドコンピューティングが注目されている理由の1つでもあります。

必要な時に、必要なだけ処理能力を購入する…。水道、ガス、電気などがたどった道をコンピューターも進んでいるように思われます。

 

そして、必要な処理能力を柔軟性を持って販売する会社の一つがAmazonさんなのです。

「Amazonは本屋さんじゃないの?」と言えば、もちろんそうなんですが…

それはまた次回にでも…。

クラウドって何? クラウドコンピューティングとは その3

2011年9月10日 土曜日

前回は、クラウドコンピューティングの定義は専門家の間でも意見が分かれていること、一般的にはお店でソフトを買ってきてインストールしなくてもウェブブラウザだけあれば使えるシステムをクラウドコンピューティングと呼ぶことが多いこと などを書きました。

今回は、クラウドコンピューティングを使ったサービスの具体例をいくつか考えてみたいと思います。

 

クラウドと言えばどうしてもGoogleなしには語ることはできません。

そもそもクラウドコンピューティングという言葉はGoogleのCEO エリック・シュミット氏によって最初に使われたと言われています。

動画の共有サービスYouTube、地図ソフトのGoogle map、ほぼ無制限の容量を提供するGmail などGoogleは私達にも馴染みの深いサービスをクラウドコンピューティングで提供しています。

Googleが提供する数々のサービスについてはこちらのページに一覧がありますのでよろしければご覧ください。

 

クラウドコンピューティングという言葉こそ当初は使っていはいませんでしたが、Gmailよりも前にメールサービスHotmailを開始していたマイクロソフトさんもクラウドコンピューティングに積極的に取り組んでいる企業の一つです。

以前にご紹介しましたSkyDriveOffice Web Appsは、これぞクラウド!と言えるような立派なクラウドサービスだと思います。

 

そして最近私がかなりお世話になっているのがEvernoteです。

インターネット(クラウド)上のコンピューターに自分のメモを保存してどこからでも見られるというシステムは、シンプルですがとても強力なツールです。

メモを残すためのソフトは今までにいくつも存在しましたが、クラウドに保存したデータを軸に色々な機器(パソコン、携帯電話、スマートフォン etc)で共有出来るのは21世紀らしいサービスだと思います。

 

…とここまで私達の生活に身近なサービスを挙げましたが、実はその他にもクラウドコンピューティングには色々なサービスがあります。

みなさんのよくご存知のAmazonさんも実は重要なクラウドコンピューティング企業です。

この話はまた次回にでも…。

EvernoteでToDo(やること)リストを管理する

2011年9月5日 月曜日

Evernoteのメモにはチェックボックスを追加することができます。

これを使うとやらなくてはいけないことのリスト(ToDoリスト)を作ることができます。

別にチェックボックスは無くてもよいのですが、終わった仕事にチェックを付ける瞬間が気持ち良いので頑張って仕事を片付けようという気分になります。

思いついたものは一時的なメモに書き込んでおいて、毎日夕方までには翌日のやることを日付をタイトルにしてメモとして作成します。

 

最近ではそのやることの他に「習慣にすること」という項目を作ってやることリストの下に貼り付けるようにしています。

つまり「毎日やること」ですね。

私の場合はこうするとで三日坊主になりにくいようになりました。

ちなみに、習慣にしたいことには「腕立て伏せ30回」「トイレの掃除をする」「レコーディングダイエットを行う」というようなちょっとしたことが書いてあります。

 

以前は毎日のやることリストはA5の紙に書いて管理していたのですが、Evernoteなら紙のようにも使え(iPod Touchで使えば持ち運びも楽です)るだけでなくコンピュータのメリット(例えば、検索やコピー)を最大限に活かすことが出来ます。

ちなみに全てチェックがついたやることリストは「済み」というフォルダーに移動します。

チェックを付けるときと同様にこのフォルダーに移動する瞬間も「あぁ 今日もやること全てやったな」という達成感があり気持ちがよいです。

 

クラウドって何? クラウドコンピューティングとは その2

2011年9月2日 金曜日

「クラウドって何? クラウドコンピューティングとは その1」からそろそろ一年が経とうとしています。

一応「ということで続きはまた気が向いたら…」とはなっていますが、どんだけ気が向かなかったんだ?とお叱りを頂きそうです…。

前回は、クラウド=cloud=雲=インターネット  …なのでクラウドコンピューティングは、「インターネットを使ったコンピュータの処理」というところまで考えました。

 

ではクラウドコンピューティングは私達の生活に関係あるのでしょうか?

はい 大抵の方には大いにあります。特にこのブログをお読み頂いている方には深く関係がある方が多いはずです。

このブログもインターネット上にあるサーバーと呼ばれるコンピューターによってみなさんのコンピューターからの要求に応じて表示されいます。

つまり「インターネットを使ったコンピュータの処理」と言えなくもないのです。

 

「え? そしたらインターネット上で情報を見たら全てクラウドコンピューティングっていうこと? でもそれならわざわざ名前を付けなくても10年以上前からありますよ」

はい…。 これこそが専門家の間でも解釈が分かれる大きな理由の一つなのです。

インターネットに接続している必要がある作業は厳密な意味では全てクラウドコンピューティングだということも出来るのです…。

 

ただし、一般的には「インターネットに接続する必要がある作業はなんでもかんでもクラウドです」という解釈はされていません。

これは私なりのかなり抽象的な解釈ですが、「従来は単体のパソコンで行っていた作業が、インターネット上の他のコンピュータにほとんど全て任せてもよくなったもの」のことをクラウドコンピューティングと呼ぶことが多いようです。

もう少し単純にしてしまうと、今まではソフトを買って自分のパソコンにインストール(設定)しないと出来なかったことが、ウェブブラウザ(今このページをご覧になるために使っているプログラム)だけあれば新しいソフトを入れなくても出来るようになったものは大抵クラウドコンピューティングと言っても大丈夫だと思います。

では具体的にどんなものがクラウドなの?ということを次回(今度は1年後にはならないようにします)考えていきたいと思います。